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秋の野草観察会の下見

こんにちは。 前回のブログから3か月近くもたっていました。季節はすっかり秋に変わり、朝晩は少し寒いくらいになってきましたね。紅葉の気配も感じられて、冬に向かう足音が聞こえそうなこの頃です。

夏には東京で森林インストラクター養成講習に参加しました。そのときのことについては大洲市ホームページの協力隊ページに詳しく書いています。 『岡本隊員の日常(No. 23)』⇒ https://www.city.ozu.ehime.jp/soshiki/fukkou/55773.html


さて、10月25日に約4か月ぶりとなるひじかわ野草企画「秋の木の実と野草観察会」を行います。先日、大洲市地域おこし協力隊の山本さんとその下見に行ってきました。



前回の観察会では、支所周辺を歩きながら目についた植物ひとつひとつについてお話していきましたが、今回はいったん森全体の姿を観察する時間をとることにしました。具体的には、遠くから、また近くから森を眺めることや、スケッチを通してみんなで気づいたことをシェアします。その後、この森にはどんな植物があるのか、というのを見ていきます。


スケッチするのも自分の気づきを発言するのも、初対面の人ばかりの中ではハードルが高いと思います。少しでも緊張がほぐれるようなアイスブレイクをしたいなと思案中です。



私はスケッチが苦手なので、自分もうまくできないものを人に指導できるのかと不安でした。しかし、山本さんと実践して気づきのシェアをしてみるとたくさんの発見がありました。「なかなか普段やらないことだから面白かった」とも言っていただけたので、自信をもって本番を迎えられそうです。


スケッチは描いた絵も記録として大切ですが、描こうと意識することで必然的に対象をよく見るようになる、ということが何よりも重要だと考えています。ただ見るのと、見るものを描いてみるのとでは全く違った発見があることも体験していただけたらと思っています。


私のスケッチです。

絵がうまいに越したことはありませんが、とりあえずはこんな感じでも大丈夫です。



森の姿を観察した後は、いよいよ森に生える野草の観察です。野草とはいっても、前回同様に樹木を見ることが多くなりそうです。


今回の観察地では、ナワシログミやエビヅル、イヌビワといったおいしい実をつける樹木が自生しています。ただ、これらの木は季節の関係などで今回は実を食べることができないため、葉や芽などをじっくり観察していくことになります。



エノキも食べられないかなと思っていましたが、こちらはなんとか当日まで実が残りそうです。食べられるところはほとんどありませんが、甘くて果実としては変わった食感で美味しいです。山本さんと実をかじりながら、「食べたことある味だけど何の味かわからない…」と頭をひねっていました。当日は参加者さんに何の味だと思うか聞いてみようと思います。



今回の観察会は、定員を増やしたりスケッチを取り入れるなど新たな挑戦をしています。うまくいくか少しドキドキしていますが、楽しい会にしていきたいと思います。

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