イベントレポート「ドクダミチンキづくり」
- 麻里 岡本
- 2023年6月15日
- 読了時間: 3分
6月10日に6月のイベント「ドクダミチンキづくり」を行いました。
今回は初めての土曜日開催で、肱川の方や城川、中には松山からお越しいただいた参加者さんもいらっしゃいました。

まずは洗ったドクダミの水気を取りながら瓶詰めしていきます。ドクダミの花の時期としては終盤に差し掛かってきていて、きれいな花が少なくなってきていましたが、なるべくきれいなものを選んで瓶に詰めていきました。
ドクダミは独特な香りがありますが、その香りに抗菌作用があるといわれ、生葉のままチンキにすることで抗菌作用のある成分を抽出することができます。臭気に隠れて柑橘系に近い香りもあり、参加者さんも「ライムっぽい」「青い感じの匂いがする」とおっしゃっていました。

瓶にドクダミを詰めたら、ホワイトリカーをドクダミが完全に浸るまで入れていき、ふたをします。あとは2週間から1か月間一日一回瓶を振り、その後ドクダミを取り出して完成です。
仕込み作業が終わってからは、試作時に私が作ったドクダミの花だけ・葉だけのチンキの香りを嗅いでみました。
まずは参加者さんに嗅いでいただきました。
「花のほうは少し甘い匂いになるね」
「葉っぱは青っぽい匂いがして、効き目がありそうな感じがする」
とのことでした。

私も嗅いでみたところ、まさに参加者さんが感じられたとおりの香りで、特に花のチンキはドクダミらしい香りがほとんど感じられませんでした。同じ植物でも部位によって香りが全然違うというのが面白かったです。
参加者さんの多くは、ドクダミのお酒につけると薬ができるということは聞いたことがあるそうでしたが、自分で作ってみるのは初めてとのことでした。
「昔やり方を聞いたことがあったけど忘れてしまってね、今回チラシを見て飛びついてしまったんです」という方や、「こういう機会がないと、作り方を知っていてもなかなか自分では作らないから」ということで参加してくださった方もいらっしゃいました。
また、お友達に「作り方を聞いてきて」と言われているという参加者さんがいらっしゃったり、参加したかったけど都合がつかなかった方もいらっしゃったそうです。熱心にメモを取られる方もいて、思っていた以上に多くの方に関心を持っていただけたのだなと感じました。「わざわざ来た甲斐があった」と言っていただけたのがとても嬉しかったです。

さて、7月以降のイベントについてお知らせです。
7月は公民館の引っ越しが行われるためイベントはお休みになります。また、8月も私の都合が悪くお休みさせていただく予定です。少しずつ町の方にも知っていただいてきたタイミングでのお休みになり残念ですが、秋からまたイベントを行っていきたいと思います。
イベントがお休みの間このサイトを更新しないのも寂しいので、野草について勉強したことや肱川の自然などについてブログを書いていきたいと思います。イベントお休み期間中もこのサイトに遊びに来ていただけたら嬉しいです。